ALM(読み)エーエルエム(その他表記)asset liability management

デジタル大辞泉 「ALM」の意味・読み・例文・類語

エー‐エル‐エム【ALM】[assets and liabilities management]

assets and liabilities management資産負債総合管理。銀行の資金管理手法の一。1970年代の中頃米国の銀行が始めたもので、将来金利為替利回りなどを予測し、資産と負債のバランスをとりながら収益を増大しようとする技法。特に金利リスク信用リスクなどのリスク管理特色がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ALM」の意味・わかりやすい解説

ALM
エーエルエム
asset liability management

資産・負債総合管理。アメリカの大手商業銀行で開発された銀行財務におけるダイナミックな資産・負債管理手法のこと。資金の調達運用に伴うリスクを信用リスク,流動性リスク金利変動リスクに区分し,その上で銀行全体から見たリスク・ポジション焦点を当て,金利,為替,利回り変動予測に基づき,将来的な資産と負債バランスの適性化に留意しつつ,総合的に管理していくことで収益最大化を図る手法。金利自由化の進展や金融の国際化が激化した結果,ALM導入機運が高まり,特に 1980年代後半には ALMのシステム化,効率化が進んだ。

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世界大百科事典(旧版)内のALMの言及

【ザルツブルク[州]】より

…林業・製材業が発達する。アルプスの風物詩アルムAlm(夏季だけの高原牧場)も,その経済的意義は低下しつつある。これに代わって観光収入の比重が高まり,諸州の中でチロルに次ぐ多くの観光客を集める。…

※「ALM」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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