20世紀西洋人名事典 「C.A.ヤング」の解説
C.A. ヤング
Charles Augustus Young
1834.12.15 - 1908.1.3
米国の天文学者。
元・ダートマス大学教授,元・プリンストン大学教授。
ニューハンプシャ州ハノーヴァー生まれ。
代々理科系で祖父エベネザー・アダムズはダートマス・カレッジの数学と哲学の教授。ウェスタンリザーヴ・カレッジを経て、1866〜1877年ダートマス大学数学教授、1877〜1905年プリンストン大学教授を歴任。1869年から太陽の彩層、黒点などのスペクトル、プロミネンスの観測、分光器の設計と使用法を扱った「分光学ノート」を雑誌に連載。1869年の日食では分光器により接触時刻を決定し、1870年の日食では太陽の反彩層を発見。太陽のスペクトル線のカタログを作り、1876年にフォーゲルより正確に太陽の自転速度を測定した。又天文学普及にも力を入れ「一般天文学」(1888年)、「天文学の基礎」(1890年)、「天文学演習」(1891年)、「天文学の方法」(1902年)などを刊行しベストセラーとなった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報