Coronary Care Unitの略。急性心筋梗塞(こうそく)をはじめとする重篤な心臓疾患患者の救命を目的とした集中監視治療システムをいう。本施設へ搬入された心臓病患者は、血圧、脈拍、心電図、呼吸数などを24時間連続監視されるほか、これらの異常に迅速に対処するため、人工ペースメーカー、人工呼吸器、電気除細動器などが機能的に配置されている。1960年代アメリカにおいてこのシステムが開設されて以来、とくに急性心筋梗塞発症早期にみられる不整脈による死亡が大幅に減少し、その有効性が評価された。日本においても全国主要病院にその設置が進みつつある。