デジタル大辞泉 「GSM」の意味・読み・例文・類語 ジー‐エス‐エム【GSM】[global system for mobile communications] 《global system for mobile communications》携帯電話に使われているデジタル通信方式の一。ヨーロッパをはじめ、北米、アジア、アフリカなどの地域で採用されている。主に850から1900メガヘルツまでの四つの帯域を利用したもので、第二世代携帯電話における事実上の世界標準となっている。日本ではかつて独自のPDC方式が採用されていた。 ジー‐エス‐エム【GSM】[green slow mobility] 《green slow mobility》⇒グリーンスローモビリティー 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「GSM」の意味・わかりやすい解説 GSMジーエスエムGlobal System for Mobile communications 第2世代(2G)携帯電話の規格の一つ。1982年,ヨーロッパ各国を行き来する自動車から,国境の制約を受けずに通話できるデジタル通話方式の電話を実現するため,ヨーロッパ郵政・電気通信主管庁会議 CEPT(のちのヨーロッパ電気通信標準化協会 ESTI)が GSM(当初は Group Special Mobileの略)を設立し策定を開始した。1987年 13ヵ国が合意にいたり,ヨーロッパ共通の携帯電話通話方式として標準化された。1991年フィンランドで最初の GSMによる通話が行なわれ,1992年ドイツで商用サービスが開始,その後ヨーロッパ各国で運用が始まった。1993年ヨーロッパ以外で初めてオーストラリアが採用すると世界的に普及し,PDC方式や cdmaOne方式を採用した日本や大韓民国(韓国)など一部の国を除いて全世界で採用された。接続方式は時分割多元接続 TDMAで,周波数帯域は一般的に 900MHz帯が使用されるが,国や地域によって異なり,1.8GHz帯や 1.9GHz帯なども使われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by