20世紀西洋人名事典 「H.ルベーグ」の解説
H. ルベーグ
Henri Lebesgue
1875.6.28.(1.28.説もあり) - 1941.7.26
フランスの数学者。
元・ポワチエ大学教授,元・パリ大学教授,元・コレージュ・ド・フランス教授。
ボーベイ生まれ。
1894〜97年エコール・ノルマル・シュペリウールに学び、1902年ソルボンヌより学位を取得。学位論文「積分、長さ、面積」でこれらの概念を自然な着想で精密に分析し、リーマン積分をルベーグ積分へと発展。この功績は20世紀の実関数論の成立を促した他、大きな影響を与える。位相幾何学や解析学全般に重要な業績が多数ある。’12年ウーレヴィク賞をはじめとする多くの賞を受賞、’22年アカデミー・デ・シアンス会員、’43年には王立協会会員に選ばれる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報