デジタル大辞泉 「LED電球」の意味・読み・例文・類語 エルイーディー‐でんきゅう〔‐デンキウ〕【LED電球】 白色発光ダイオード(白色LED)を使用する電球型の照明器具。特に、従来の白熱電球の口金にそのまま装着できる形状のものをさす。白熱電球や蛍光灯に比べて高価格だが、低消費電力・低発熱・長寿命のため、普及が進んでいる。[類語]電灯・電球・蛍光灯・白熱電球・水銀灯・アーク灯・ナトリウム灯・ナトリウムランプ・ガス灯・懐中電灯 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「LED電球」の解説 LED電球 LED(発光ダイオード)を用いて、白熱電球などの代用として口金をソケットに直接装着できるようにした光源装置。LED(Light Emitting Diode)は半導体素子の一つ。 一般に、照明には白色光が求められる。しかしながら、LEDの発光原理は、一定の電荷を与えることで単一波長の光が放出されるエレクトロルミネッセンス効果による。このためLEDからは、その素子の素材の特性により定まる特定の色の光しか得ることができない。その対策として、LED電球では、蛍光灯と同様に短い波長の光を蛍光塗料に照射するなどの方法によって複数の波長の光を発生させ、これらを混合して白色光の代用としている。また、単体のLED素子の光量は限られているので、これらを多数並べて照明に足る実用的な明るさを得ている。 LEDには主に次のような利点がある。白熱電球とは異なり、原理上は光を出すために熱を必要としないので、効率がよく消費電力が少ない。フィラメントなどの消耗部品が無いので長寿命である。素子が小型であるため器具のコンパクト化が容易である。光の3原色を発光するLEDがそれぞれ開発されているので、多様な色を表現できる。これらのことから、信号灯や電光掲示板、懐中電灯など多方面に利用が広がっている。白熱電球などに代わる照明用の光源としても有望視され、経済産業省により、「高効率電光変換化合物半導体開発(21世紀のあかり計画)」が策定された。これによれば、民生用エネルギーの2割を占める照明用エネルギーの一部をLED照明に置き換えることで、大きな省エネルギー効果を期待できるとしている。ただし、現時点では、大きな光量を得るには応分の発熱を伴い、また発光効率も蛍光灯には及ばない。これらの解決が今後の技術開発の課題として残されている。 (金谷俊秀 ライター / 2010年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by
家とインテリアの用語がわかる辞典 「LED電球」の解説 エルイーディーでんきゅう【LED電球】 接合部に電流を流すと発光する半導体素子(LED)を用いた照明器具。白熱電球のソケット(受け口)に差し込んで使うことができ、白熱電球より消費電力が少なく長寿命だが高価。◇「LED」は「light emitting diode」の頭文字。 出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報 Sponserd by