翻訳|ectoplasm
心霊研究において、物理的心霊現象をおこす霊媒の体から出るといわれる物質様のものをさしていう。フランスの生理学者リシェの命名。ドイツの神経科医師で心理学者のシュレンク・ノッチングBaron von Schrenck-Notzing(1862―1929)、フランスの医師ジェレーGustave Geley(1865―1924)などにより、フランスの霊媒であるエバ・シーEva C(1886―?)について研究された。エクトプラズムは霊媒の体表、とくに口、鼻、耳など体孔(たいこう)から出るといわれ、霧状、流体状、固体状など濃度を異にして現れ、交霊会でおこる幽霊現象の素材となったり、テーブルや椅子(いす)が空中に浮揚したりする現象での支持物になるといわれる。しかし、今日の超心理学ではその存在はまだ確認されていない。
[大谷宗司]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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