エナメル革(読み)エナメルガワ

精選版 日本国語大辞典 「エナメル革」の意味・読み・例文・類語

エナメル‐がわ‥がは【エナメル革】

  1. 〘 名詞 〙 クロムなめしを施した革の表面に、エナメルを塗ったもの。光沢が強く、靴、ハンドバッグなどに使用される。エナメル。
    1. [初出の実例]「紅いエナメル革で手頸につけた時計」(出典:三月の第四日曜(1940)〈宮本百合子〉一)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エナメル革」の意味・わかりやすい解説

エナメル革
えなめるがわ

クロムなめしをした革の表面(銀面)に、エナメル塗料を塗って仕上げたもの。強い光沢と、ある程度の耐水性があり、礼装用、婦人用などの靴の甲革、ハンドバッグやベルトなどに使用される。以前は、油性ワニス顔料を混合したエナメル塗料が用いられたが、最近ではウレタン系樹脂を使用することが多い。ウレタン系樹脂を用いた革は耐摩耗性や耐溶剤性は強いが、エナメル塗料によるものより感触などは悪い。

[田中俊子]

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百科事典マイペディア 「エナメル革」の意味・わかりやすい解説

エナメル革【エナメルがわ】

クロムなめしした革の銀面(毛のはえていた表皮の面)にワニスやボイル亜麻仁油を塗って光沢や耐水性をもたせたもの。靴の甲革,ハンドバッグなどに利用
→関連項目皮/革

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