エナメルペイント(読み)えなめるぺいんと(英語表記)enamel paint

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エナメルペイント」の意味・わかりやすい解説

エナメルペイント
えなめるぺいんと
enamel paint

油性ワニススタンド油に、展色剤として顔料を加えて練ったもの。使用時には溶剤で希釈して適当な粘りぐあいに調製する。その塗膜は滑らかでガラスのような光沢をもつ。ワニス種類によって自然乾燥用エナメルと、80~150℃に加熱して乾燥する焼付けエナメルとがあり、いずれも短時間で強靭(きょうじん)な塗膜が得られるので、家具や室内の塗装に、また各種金属製品への焼付け塗装に用いられている。

垣内 弘]

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