クロスオーバー

デジタル大辞泉 「クロスオーバー」の意味・読み・例文・類語

クロス‐オーバー(cross over)

[名](スル)
異なる分野物事を組み合わせて新しい物事を作り出すこと。「歌舞伎ミュージカルとをクロスオーバーさせた作品
ジャズソウルロックなど、異なったジャンル音楽要素を交ぜて作り出した音楽。また、異なるジャンルの音楽の演奏家共演

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「クロスオーバー」の意味・読み・例文・類語

クロス‐オーバー

〘名〙 (crossover交差」の意)
① ロック、ジャズ、ソウルなどの分野の要素が混合した音楽。フュージョン
② 一般に、違う分野の物事を組み合わせて新しい物事を作り出すこと。
※にんげん動物園(1981)〈中島梓二一インタビューで気に染まぬ文章を書かれるのも馴れっこで、〈略〉クロスオーバーじゃない、才女とは何だ、といちいち憤慨していたが」

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世界大百科事典(旧版)内のクロスオーバーの言及

【ジャズ】より


[ジャズのゆくえ]
 1969年マイルス・デービスは《ビッチェズ・ブリューBitches Brew》(CBS)というレコードを発表した。13人のメンバー中,11人までがリズム・セクションという楽器編成から流れ出すこみいった複合リズム,さらにロックなどジャズから派生して発展したポップスからの再影響に加え,電気楽器を駆使したサウンドは,70年代の新しい動き――クロスオーバーcrossoverないしフュージョンfusionの先駆的作品と評価されている。70年代のフュージョン界の主要なリーダーは,そのほとんどがマイルス・バンドの出身者であったことは,マイルスの存在と影響力がなお衰えていないことを示すものであった。…

※「クロスオーバー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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