サンプリング周波数(読み)サンプリングシュウハスウ

デジタル大辞泉 「サンプリング周波数」の意味・読み・例文・類語

サンプリング‐しゅうはすう〔‐シウハスウ〕【サンプリング周波数】

sampling frequencyアナログ信号デジタル信号に変換するときに時間軸に対して細かく分割するが、その分割数のこと。標本化周波数サンプルレートサンプリングレート。→サンプリング周期

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンプリング周波数」の意味・わかりやすい解説

サンプリング周波数
さんぷりんぐしゅうはすう

音声の伝送において、連続したアナログ信号からデジタル信号に変換する際(AD変換)、一定の時間に何個のデータ(標本)を抽出サンプリング)するかを表す数値。サンプリングレートともよばれる。その数によって、音質良否が決まる。単位はヘルツ(Hz)。コンパクトディスク(CD)のサンプリング周波数は44.1キロヘルツ(kHz)で、これは1秒間に4万4100個のデータを処理していることを表す。さらに高い周波数で処理することをハイサンプリングとよぶ。96キロヘルツや192キロヘルツなどの高いサンプリング周波数の音源は「ハイレゾリューション」とよばれる。デジタル信号は、サンプリング周波数の2分の1まで再現できる(サンプリング定理)ため、その数が大きいほど音質はよくなる。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む