ジンテーゼ

精選版 日本国語大辞典 「ジンテーゼ」の意味・読み・例文・類語

ジンテーゼ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Synthese )
  2. 論理学で、単一から複合へ、一般から個別へ、原理から適用へ、原因から結果へと導くような演繹的な推理法。
  3. 哲学で、思想の各要素を論理的に結合して統一すること、およびその結果。カントでは、直観悟性形式によって結合する先天的総合と、経験判断のような経験的総合とがある。ヘーゲルの弁証法では、新しい高次の概念によって、二つの対立概念を統合すること。総合。
    1. [初出の実例]「小説は処世上に『シンテゼー』(応用又保合)の効能ある者なり」(出典:妹と脊鏡を読む(1887)〈石橋忍月〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む