デジタル大辞泉
「三和音」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
さん‐わおん【三和音】
- 〘 名詞 〙 ある音を根音にして五度と三度の音を積み重ねた三音でできる和音。長三度と完全五度による長三和音、短三度と完全五度による短三和音、長三度と増五度による増三和音、短三度と減五度による減三和音の別がある。三和弦(さんかげん)。さんかおん。〔音楽字典(1909)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
三和音
さんわおん
triad 英語
common cord 英語
Dreiklang ドイツ語
accord parfait フランス語
西洋音楽の和声学用語。ある音を根音と定め、その上に3度上(うえ)の音とさらにそれより3度上の音とを積み重ねてできる和音、すなわち、根音とその3度上の音と5度上の音とから構成される和音のこと。3度には長3度と短3度、5度には完全5度と減5度と増5度の音程関係があり、その組合せ方によって三和音は区別される。もっとも基本的なものは長三和音、短三和音、減三和音、増三和音の4種である。
17世紀から19世紀までの調的和声法においては、前二者が主要な役割を、後二者が副次的な役割を担うのに対し、20世紀初頭に愛好された全音音階では増三和音が主要な和音となっている。しかし、十二音音楽や無調音楽などに至り調組織が破壊されると、三和音そのものの意義が失われ、音楽で三和音が主体をなすことはなくなった。
[黒坂俊昭]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
三和音 [triad ]
ある音の上に3度と5度の音を重ねた和音 のこと。基本形では、最低音が根音(ルート音)、中間音が3度 (根音から)、最高音が5度 (根音から)。特に主音 、下属音(サブドミナント) 、属音(ドミナント) に重なる三和音を主要三和音という。
出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報
Sponserd by 