デジタル大辞泉
「主点」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
しゅ‐てん【主点】
- 〘 名詞 〙
- ① 主要な点、または箇所。要点。
- [初出の実例]「主点を繚繞して其主客の分判然たるを謂ふなり」(出典:美術真説(1882)〈フェノロサ〉)
- ② 光学系の軸上にあり、像の倍率が一であるような共役点。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
主点 (しゅてん)
principal point
平行光線束が,レンズなどの光学系の光軸に平行に入射して軸上の点F′で交わったとき,F′を像側焦点と呼ぶが,F′を通る光線と,それに対応する物空間の平行光線との交点から軸に下ろした足H′を像側主点という(図)。同様にして像空間から平行光を入射させたときの物体側焦点F,物体側主点Hを定義すると,HとH′は横倍率が1の共役点である。レンズの近軸結像公式に用いられる焦点距離は主点と焦点の距離であり,物点と像点までの距離も主点から測られる。薄いレンズでは像側主点,物体側主点ともレンズの中心に一致する。
執筆者:鶴田 匡夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
Sponserd by 
主点
しゅてん
principal point
レンズのような共軸球面系の焦点距離や,物体および像までの距離などをはかる基点となる光軸上の点。薄肉レンズではレンズの中心,球面鏡では球面と光軸との交点になるが,厚肉レンズでは物空間主点と像空間主点の2つを考えなければならない。主点を含み光軸に垂直な面を主平面という。厚肉レンズを使って結像の作図をするときは,物空間焦点と物空間主平面,像空間焦点と像空間主平面とをそれぞれ対にして作図をすればよい。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 