侘び(読み)ワビ

デジタル大辞泉 「侘び」の意味・読み・例文・類語

わび【×侘び】

動詞「わ(侘)びる」の連用形から》
茶道俳諧などにおける美的理念の一。簡素の中に見いだされる清澄・閑寂な趣。中世以降に形成された美意識で、特に茶の湯で重視された。→さび
閑寂な生活を楽しむこと。
思いわずらうこと。悲嘆にくれること。
「今はは―そしにける息のに思ひし君をゆるさく思へば」〈・六四四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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