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 サビ

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デジタル大辞泉の解説

さび【寂】

《動詞「さ(寂)ぶ」の連用形から》
古びて味わいのあること。枯れた渋い趣。「のある茶碗」
閑寂枯淡の趣。「に徹した境地」
声の質で、低く渋みのあるもの。「のある声」
謡曲・語り物などの声の質で、声帯を強く震わせて発する、調子の低いもの。
連歌・俳諧、特に、蕉風俳諧で重んじられた理念。中世の幽玄わび美意識にたち、もの静かで落ち着いた奥ゆかしい風情が、洗練されて自然と外ににおい出たもの。閑寂さが芸術化された句の情調。→撓(しおり)細み軽み

じゃく【寂】

[名]
仏語。仏道の修行により、生死を超越した悟りの境地に入ること。
僧が死んだことを表す語。年月日の下に付けて用いる。「明治九年
[ト・タル][文][形動タリ]まったく音がしないさま。静まりかえっているさま。ひっそり。「とした山寺の参道」

じゃく【寂】[漢字項目]

常用漢字] [音]ジャク(呉) セキ(漢) [訓]さび さびしい さびれる
〈ジャク〉
ひっそりと静かなさま。さびしい。「寂寂寂然(じゃくねん)寂寞(じゃくまく)閑寂静寂幽寂
僧が死ぬこと。「示寂入寂
〈セキ〉1に同じ。「寂寂寂然(せきぜん)寂寞(せきばく)寂寥(せきりょう)
[名のり]しず・ちか・やす

せき【寂】

[ト・タル][文][形動タリ]ひっそりとして静かなさま。「として声なし」
「生命の流れの―として充実した感じが」〈宮本・伸子〉

せき【寂】[漢字項目]

じゃく

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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大辞林 第三版の解説

さび【寂】

〔動詞「寂びる」の連用形から〕
古びて趣のあること。閑寂の趣。さびしみ。しずけさ。
枯れて渋みのあること。また、太くてすごみのあること。 「 -のある声」 「 -のきいた声」
しおり・細みなどとともに、蕉風俳諧の基調をなす静かで落ち着いた俳諧的境地・表現美。 → わびしおり細みかるみ
謡や語り物の発声の一。

じゃく【寂】

( 名 )
〘仏〙
煩悩ぼんのうを離れ、悟りに達すること。涅槃ねはん
僧侶の死を表す語。死亡の年月日の下に付けて用いる。 「昭和一〇年-」
( トタル ) [文] 形動タリ 
静かなさま。せき。 「広い家の中-として何の物音も無い/良人の自白 尚江

せき【寂】

( 形動タリ )
ひっそりと静まっているさま。 → 寂として(副)

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

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