デジタル大辞泉
「塩基性炭酸鉛」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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えんきせい‐たんさんなまり【塩基性炭酸鉛】
- 〘 名詞 〙 炭酸鉛の塩基性塩。無色の結晶。水に溶けない。水道用鉛管では、表面にこの膜が生じ、鉛管を保護する。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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塩基性炭酸鉛
えんきせいたんさんなまり
basic lead carbonate
炭酸水酸化鉛 (II) のことで,化学式 Pb3(Co3)2(OH)2 または 2PbCO3・Pb(OH)2 。鉛イオンを含む水溶液に炭酸ナトリウムを加えて熱すると白色の沈殿として得られる。比重 6.14,水に不溶だが硝酸に可溶。工業上は鉛白といい,古来白色顔料として用いられているが有害である。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の塩基性炭酸鉛の言及
【炭酸鉛】より
…天然には白鉛鉱として産出する硝酸カリウム型の無色斜方晶系の結晶。しばしば市販の塩基性炭酸鉛(炭酸水酸化鉛(II) 2PbCO3・Pb(OH)2)を誤って炭酸鉛と俗称することがある。鉛(II)塩の水溶液に炭酸水素ナトリウムまたは炭酸アンモニウムを加えるとPbCO3,2PbCO3・Pb(OH)2,Pb(OH)2の混合物として沈殿する。…
※「塩基性炭酸鉛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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