天草種元(読み)あまくさ たねもと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「天草種元」の解説

天草種元 あまくさ-たねもと

?-? 織豊時代武将
肥後(熊本県)天草本渡城主永禄(えいろく)12年(1569)宣教師アルメイダの布教をゆるし,みずからもキリシタンとなる。天正(てんしょう)17年小西行長の支配にそむき,行長,加藤清正攻撃をうけ自刃(じじん)したとも,のち行長に属し文禄(ぶんろく)の役に参加したともいう。洗礼名アンドレア,一説ジョアン

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関連語 慶長

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天草種元」の意味・わかりやすい解説

天草種元
あまくさたねもと

安土桃山時代の天草本渡 (ほんど) 城主。父久武とともにキリスト教に入信し,ジョアンと称した。豊臣秀吉の九州征伐後本領を安堵された。天正 17 (1589) 年志岐氏の乱に加担したが敗れ,肥後宇土城主小西行長に降伏。文禄の役 (→文禄・慶長の役 ) に従軍関ヶ原の戦い後は備前岡山の小早川秀秋に預けの身となった。

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