奈落の底(読み)ナラクノソコ

デジタル大辞泉 「奈落の底」の意味・読み・例文・類語

ならく‐の‐そこ【奈落の底】

1 地獄の底。「奈落の底へ突き落とされる」
2 抜け出すことのできない、どうにもならない状態。「極貧の奈落の底からはいあがる」
3 物事の最終。果ての果て。
「つぎかけ、つぎかけ。―まで飲み伏せ」〈浄・会稽山〉
[類語]どん底・底そこ・底部・地底・海底・湖底・川底・水底・みなそこ

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精選版 日本国語大辞典 「奈落の底」の意味・読み・例文・類語

ならく【奈落】 の 底(そこ)

  1. ① 仏語。地獄の底。
    1. [初出の実例]「いふならくならくのそこに入りぬればせちりも修陀もかはらざりけり」(出典:俊頼髄脳(1115頃))
  2. ② 底の知れない深いところ。どん底。
    1. [初出の実例]「しらぬといふたら金輪際。ならくの底(ソコ)から天迄しらぬ」(出典:浄瑠璃・菅原伝授手習鑑(1746)一)
  3. ③ 物事の最終。最後の最後。
    1. [初出の実例]「ならくのそこ迄此与次兵衛が切たに成て、相手が死んだら切らるる覚悟」(出典:浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)中)

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