妄誕(読み)ボウタン

デジタル大辞泉 「妄誕」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐たん〔バウ‐〕【妄誕】

[名・形動]言うことに根拠のないこと。また、その話。もうたん。
「敢えて―無稽をとがめず」〈逍遥小説神髄

もう‐たん〔マウ‐〕【妄誕】

[名・形動]ぼうたん(妄誕)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「妄誕」の意味・読み・例文・類語

もう‐たん マウ‥【妄誕】

〘名〙 =ぼうたん(妄誕)〔音訓新聞字引(1876)〕
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉一「所謂(いわゆ)る穿胸国(あなあきじま)や、長臂嶋(てながじま)の妄誕(モウダン)(〈注〉ウソ)なるは、乳臭小児(おこさんがた)確知(ごしゃうち)なれども」

ぼう‐たん バウ‥【妄誕】

〘名〙 言説に根拠のないこと。また、その話。とりとめのない虚言。偽り。
語孟字義(1705)上「均之仏氏所謂無始、老氏所謂無極之前。亦皆妄誕而已矣」
随筆・折たく柴の記(1716頃)下「礼経の言を以てして其妄誕之説を折かざる事を得べからず」 〔梅堯臣‐読黄萃秘校巻詩〕

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普及版 字通 「妄誕」の読み・字形・画数・意味

【妄誕】もう(まう)たん

でたらめ。宋・梅尭臣〔黄の秘校巻を読む〕詩 康昔彈ず、廣陵散 聲の高きと宮聲のなると ~賢は之れを以てを知り 愚昧は之れを以てと爲す

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