ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「嶋中事件」の意味・わかりやすい解説
嶋中事件
しまなかじけん
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…戦後は谷崎の《細雪》《鍵》などを出版したが,昭和30年代半ばの《週刊公論》の失敗を償うため,とくに出版部門に力を入れ,各種の全集もの,文庫,新書にも進出した。61年深沢七郎《風流夢譚》に関連して発生したテロ事件(嶋中事件または風流夢譚事件)は社内にはもちろん,社会に対しても大きな衝撃を与えた。【京谷 秀夫】。…
…嶋中事件ともいう。《中央公論》は1960年12月号に深沢七郎の創作《風流夢譚》を掲載したが,この作品は皇室を侮辱したものであるとした右翼団体は中央公論社に対する圧力を強めた。…
※「嶋中事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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