デジタル大辞泉
「懸崖」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
けん‐がい【懸崖】
〘名〙
① きりたったがけ。きりぎし。がけ。断崖。絶壁。
※
史記抄(1477)五「陵は、にはかに懸崖の様にきれはなれはせいで、次第さがりにさがるぞ」 〔張懐懽書断〕
③ 盆栽で、
植物の幹や茎を根より低く鉢の外に垂れさがるようにつくったもの。菊の
鉢植えなどにも見られる。懸崖づくり。
※父(1951)〈
大岡昇平〉「狭い庭に粗末な
土鉢を並べて
変種を育て、懸崖の
大輪が大の得意で、わざわざ写真屋に撮らせたりしてゐた」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
懸崖
盆栽樹形のひとつで、樹の先端部分が鉢縁よりも下にあるものを総じてこう呼ぶ。自然環境の中で断崖絶壁にしがみつくように生きる樹々を模したもので、生命力のたくましさや自然の厳しさなどさまざまなものを表現できる。
出典 (株)近代出版盆栽用語集について 情報
普及版 字通
「懸崖」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報