抵抗文学(読み)テイコウブンガク

デジタル大辞泉 「抵抗文学」の意味・読み・例文・類語

ていこう‐ぶんがく〔テイカウ‐〕【抵抗文学】

自由と民族独立を求める抵抗運動基盤とした、世界各国の文学。特に、第二次大戦中のドイツ占領下のフランスで、反ナチスレジスタンス運動に加わった作家の文学作品。戦争非情を描くベルコールの「海の沈黙」や、アヌイの「アンチゴーヌ」など。レジスタンス文学

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「抵抗文学」の意味・読み・例文・類語

ていこう‐ぶんがく テイカウ‥【抵抗文学】

〘名〙 第二次世界大戦中、ドイツ占領下のフランスで反ナチス、反政府の抵抗運動中に生まれた文学。一九四〇年のフランス降伏とペタン元帥のビシー政府成立から一九四四年の連合国軍のパリ解放までの四年間に書かれた抵抗者の文学。アンドレ=マルローサンテグジュペリサルトルルイ=アラゴンエリュアール、ドクール、モーリヤックカミュなど。レジスタンス文学。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android