デジタル大辞泉 「拳骨」の意味・読み・例文・類語 げん‐こつ【▽拳骨】 1 にぎりこぶし。げんこ。「拳骨でなぐる」「拳骨を食らわす」2 俗に、豚の大腿骨だいたいこつ・脛骨けいこつのこと。骨端の形が1に似ることからいう。煮込んでスープなどをとる。[類語](1)拳・握りこぶし・鉄拳・拳固 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「拳骨」の意味・読み・例文・類語 げん‐こつ【拳骨】 〘 名詞 〙① 五本の指をきつく握りしめた手。にぎりこぶし。げんこ。[初出の実例]「汝等が頭脳へ鉄拳(ゲンコツ)一つづつ遣(つかは)すべし」(出典:今弁慶(1891)〈江見水蔭〉一)② 金のかからないことや金のないことをいう俗語。③ 明治の中頃、大阪を中心に現われた、豆、菓子に辻占をつけて行商した者。[初出の実例]「我大阪に『拳骨(げんこつ)』なる行商人の現れしは、去る明治二十四年の初夏南地遊廓に来りしを以て始とし」(出典:風俗画報‐七九号(1894)人事門) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例