教会会議(読み)きょうかいかいぎ(その他表記)synodos; synodus; synod

山川 世界史小辞典 改訂新版 「教会会議」の解説

教会会議(きょうかいかいぎ)
synodos[ギリシア],concilium[ラテン],council[英]

全世界のキリスト教司教または他の正規の代表者が教会教義儀式宗規などに関して審議決定する会議。宗教会議公会議,総会議ともいわれる。ギリシア正教,プロテスタントでは古代教会時代の最初の7回だけ(全教会会議),カトリックでは他に13回を認める。ニケア教会会議ラテラノ教会会議コンスタンツ教会会議トリエント教会会議などの諸会議が有名。クレルモン,ピサの教会会議は厳密には上記の数のなかに加えられていない。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「教会会議」の意味・わかりやすい解説

教会会議
きょうかいかいぎ
synodos; synodus; synod

従来,全世界的な公会議に対して地域的な聖職者の集りをさした。司教が自教区内の聖職者を集めて開く司教区教会会議 synodus dioecesanusと,一国の全司教がつどう全国司教会議 synodus nationalisがあったが,第2バチカン公会議以後は,ローマ教皇が全世界の司教や聖職者たちのうちより一定の代表者を集め,時宜的問題を議する会議もシノドスと呼ばれる。この世界代表司教会議は数年おきに招集されて,カトリック教会総意を反映し,数十年ごとの公会議を補うものとして重要性を増している。シノドスの歴史は公会議よりも古く,しばしば教会史上重要な役割を果した。プロテスタントにおいても反アルミニウス派決議のドルト会議 (1618~19) や反ナチズムのバルメン会議 (1934) など,重要な役割を果した教会会議がある。

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