発震機構(読み)はっしんきこう

百科事典マイペディア 「発震機構」の意味・わかりやすい解説

発震機構【はっしんきこう】

地震発生時における震源域での力の働き方。地震波のうちP波は,その初動はどこの観測所でも同じ位相の点として明確に区別できる。この初動が震源からみて押しであるか引きであるかは震源での力の働き方を示す。各観測所の初動の向きの地図上の分布震央を中心に直交する2本の直線で区別されることがほとんどである。これを象限型発震機構という。かつて円錐型発震機構が存在すると考えられたが,現在では広範囲に観測されたデータによって否定的である。さらにせん断型食違いによって地震が発生するという考えが明確になり,震源に働く互いに直交する2組の偶力断層運動を起こすことが確かめられた。
→関連項目石本巳四雄地震学

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関連語 正幸

最新 地学事典 「発震機構」の解説

はっしんきこう
発震機構

focal mechanism

地震波の放射パターンを決める震源の力学モデル。ふつうダブルカップル解やモーメント・テンソル解のことを指す場合が多い。発震機構はP波初動の押引き分布や地震波の波形を用いて決められる。また,その表現にはP波の押引きパターンを等積投影図に描いたものが用いられる。数値で示す場合には,三つの主応力軸(P軸・B軸・T軸)を表示する。ダブルカップル解に対しては,二つの可能な断層メカニズム解(走向傾斜角・すべり角)で表示することが多い。

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