デジタル大辞泉
「短編」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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たん‐ぺん【短編・短篇】
- 〘 名詞 〙
- ① 詩、小説、映画などで、比較的長さが短い作品。特に短編小説をいう。
- [初出の実例]「これは一言芳談ともいふべき物か短篇にて気のつきぬもの也」(出典:俳諧・三千風笈さがし(1701)序)
- [その他の文献]〔文心雕龍‐才略〕
- ② 律詩の異称。
- [初出の実例]「律のことを、短作短述短篇〈杜〉短章〈白〉などともいへり」(出典:詩轍(1786)一)
- [その他の文献]〔杜甫‐詩題〕
みじか‐あみ【短編】
- 〘 名詞 〙 鉤針(かぎばり)編みの基礎となる編方の一つ。鉤針を下の目に入れ、糸をかけて手前に引き、さらに糸をかけて一度に引抜くもの。こまあみ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の短編の言及
【小説】より
…この標準的な小説概念によると,小説とは散文による相当な長さの虚構物語(フィクション)で一定のまとまりと構造をもち,現実生活に即した人物と事件を扱うものをいう。この考え方だと短編小説,観念小説,怪奇小説,[ファンタジー]や[SF],[ヌーボー・ロマン]やポストモダニズムなどと呼ばれる最近の前衛的小説などが入らなくなるが,これらの小説も標準的小説の多くの特徴を取りいれており,また伝統的小説に反逆して書かれた前衛的小説にしても,この標準的小説概念を前提として含んでいるといえる。 この標準的な小説に対立するものとして,一方に[ロマンス],他方に[アレゴリー]ないし寓意物語がある。…
※「短編」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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