粘着(読み)ネンチャク

デジタル大辞泉 「粘着」の意味・読み・例文・類語

ねん‐ちゃく【粘着】

[名](スル)ねばりつくこと。「しっかりと粘着する」「粘着テープ」

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精選版 日本国語大辞典 「粘着」の意味・読み・例文・類語

ねん‐ちゃく【粘着・黏着】

  1. 〘 名詞 〙 ねばりつくこと。
    1. [初出の実例]「赤石脂は軟かにして舌に粘著し」(出典:経済要録(1827)六)
    2. 「火盛なるに及んで、火石破裂し、その砕片、土器に黏着(ネンちゃく)(〈注〉ネバリツク)せり」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三)
    3. [その他の文献]〔周礼注‐考工記〕

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化学辞典 第2版 「粘着」の解説

粘着
ネンチャク
tacky adhesion

流動性物質が被着体に接触付着することで,同種または異種物体を貼り合わせる場合に,永久的に接着する場合と一時的に接着する場合があり,後者を粘着という.接着では,被着体に接触する際に,流動性をもたせるため,溶解加熱などの手段を必要とするが,粘着は,粘着物質そのものがもともと液体的性質をもっている点が異なる.粘着後,これを引き離そうとするときは,外力に対して粘弾性的抵抗を示す.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の粘着の言及

【接着】より

…あるいは,固化に時間を十分かけるか,固化後に温度をいったんゆっくり上げてゆっくり下げるなどによって,発生する応力の緩和を図るなどの操作をすることが有効である。
[その他の接着]
 接着剤の固化によらず,粘稠な性質をもっている物質を接着剤の代りに用いて接着を行うこともできるが,このような接着をとくに粘着tackあるいは感圧接着pressure sensitive adhesionと呼ぶことが多い。この場合の接着剤すなわち粘着剤は粘性の大きい液体と考えられ,剝離(はくり)に抵抗する力は粘着剤層が変形流動するときの液体内部の摩擦力すなわち粘弾性的抵抗であると考えられる。…

※「粘着」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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