受動paschein(ギリシア語)に対する語。受動とともに存在事物の働きを二つの面からいう語である。アリストテレスでは10個のカテゴリーの一つである。運動変化は、〔1〕運動変化を引き起こす能動者と、〔2〕運動変化がそのものの内において生ずる受動者と、〔3〕生起する運動変化との三つの要因からなるものとして分析された。それゆえ、この能動―受動の連鎖の始端には、それ自体は受動の働きをもたず、能動の働きだけをもつものの存立が運動変化の第一原因として要請されてくる。これが第一動者である。認識の働きも運動変化の一つと考えられるところから、認識の働きについてもこれと同じことが想定され、認識の働きの始端にもそれ自体は能動の働きだけをもつものの存立が、認識の働きの第一原因として要請される。これが能動理性nūs poiētikos(ギリシア語)、intellectus agens(ラテン語)である。能動理性が万人に共通の同一なものか、それとも、各自に内在する各自に固有なものかについて、論争があった。
[加藤信朗]
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...
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