蒸発缶,蒸発晶析器ともいう.蒸発によって溶液の濃縮や結晶化([別用語参照]晶析装置)を行わせる装置で,潜熱を有効に溶媒に伝えるために多種の型式が考案されている.方法としては,
(1)熱媒体からの熱を管壁(器壁)を通して溶媒に与える方法,
(2)熱源の蒸気などを溶媒に直接接触させて加熱する方法,
がある.通常,(1)の方法が多く用いられ,熱媒体を流す管の配置に従って,水平管型,直立管型,傾斜管型蒸発缶などとよばれ,それらはさらに自然循環型,強制循環型,流下膜型,その他に分類される.図に示すものは直立管型の一種で,標準型とよばれるものである.この型でもっとも簡単なものは,ジャケット式蒸発缶とよばれている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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