齧る(読み)カジル

デジタル大辞泉 「齧る」の意味・読み・例文・類語

かじ・る【×齧る】

[動ラ五(四)]
かたい物の端を歯でかむ、また、かみとる。「木の実を―・る」
物事のほんの一部分だけを学ぶ、また、知る。「ドイツ語を少し―・ったことがある」「聞き―・る」
[可能]かじれる
[類語]くわえるかじり付くかぶり付くかじり散らす丸かじり

かぶ・る【×齧る/×噛る】

[動ラ四]
かじる」に同じ。
「太夫様の櫛を―・った鼠ぢゃ」〈伎・壬生大念仏
《腹の中の虫がかじる意で》腹がしくしく痛む。
「互ひに虫腹が―・らうとも」〈虎寛狂・宗論

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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