つぼね‐かい(‥かひ)【局買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 局女郎を買って遊ぶこと。また、その客。[初出の実例]「雲介とたかひの枕風語る きのふもけふも局買して」(出典:俳諧・投盃(1680)一〇)
じひ‐がい(‥がひ)【慈悲買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 売手に同情して買うこと。[初出の実例]「折ふしの秋の淋しき女郎あまた慈悲買(ジヒガヒ)にして、大夫出羽をなぐさめける」(出典:浮世草…
こうさく‐がい(‥がひ)【工作買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 会社が増資や決算を有利にするため、また、投機的なグループが思惑のため人為的に相場をつりあげようとして株式を買いあおること。
さき‐がい(‥がひ)【先買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 他人より先に買ってしまうこと。先まわりして買うこと。② 先物(さきもの)を買うこと。現品の受け取りは何か月か先に行なうことにして買…
かい‐あわせ(かひあはせ)【買合】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 前に買っておいたものが今もあって、それで間に合うこと。また、そのもの。[初出の実例]「白魚や海苔は下部(しもべ)のかい合せ〈其角〉」…
かい‐かえ・す(かひかへす)【買返】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 一度売った品物を、その買い主からまた買う。買いもどす。[初出の実例]「又欲二賈(買)返一本主、致二本物之沙汰一之時…
かい‐ぐらい(かひぐらひ)【買食】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かいぐい(買食)[初出の実例]「茶碗酒にかいくらひ、間夫のちょひ逢ひ質のやりくり」(出典:洒落本・当世気どり草(1773))
かい‐こみ(かひ‥)【買込】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 品物などを先を見越して多く買うこと。[初出の実例]「借(かし)入の取まはし、小判の買込(カヒコミ)、銭の売置、一りんもそんずるといふ…
かい‐た・てる(かひ‥)【買立】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]かひた・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 あれこれとむやみに買い入れる。盛んに買う。⇔売り立てる。[初出の…
おやま‐かい(‥かひ)【お山買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 遊女を呼んで遊ぶこと。女郎買い。[初出の実例]「妓(オヤマ)買の棒が折て、久しう知らぬ朝げしき」(出典:雑俳・伊勢冠付(1772‐1817))
かい‐にんき(かひ‥)【買人気】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 市場の人気が、売りよりも買いに傾くこと。市場の取引で、買い手の数が売り手よりも多くなること。[初出の実例]「果して昨日は非常の買人…
かす‐かい(‥かひ)【糟買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒糟を買うこと。また、酒糟を買い歩くことを商売としている人。[初出の実例]「商の糟買(カスカイ)も身過の種として」(出典:浮世草子・…
おし‐がい(‥がひ)【押買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 買主が売主の意思に反して、威力で財物などを買い取ること。⇔押し売り。[初出の実例]「一、町押買事 右不レ論二上下一、一向可レ令レ停二…
かわ‐かおう(かはかはう)【皮買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 獣の皮を売買する人。[初出の実例]「朝かへる道行ふりのかはかはふ我逢つると人にかたるな」(出典:七十一番職人歌合(1500頃か)一〇番)…
かみくず‐かい(かみくづかひ)【紙屑買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 紙くずやその他の不用品を買いあるく職業。また、その人。紙屑屋。紙屑。くずや。[初出の実例]「ちはやふるかみくず買かとおもふた」(出…
から‐がい(‥がひ)【空買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 株式の信用取引や商品の清算取引で、株券や商品を引き取るつもりがなくて買い付けること。⇔空売り。〔新聞語辞典(1933)〕
まん‐がい(‥がひ)【万買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =まんびき(万引)[初出の実例]「夜盗・盗賊・昼鳶・自囉・万買(マンカイ)の類族は」(出典:浄瑠璃・北条時頼記(1726)一)
もの‐かい(‥かひ)【物買】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物を買うこと。買出しをすること。また、その人。[初出の実例]「当座の旦那あひしらひに物買(カイ)をまねき、商上手の者は世をわたりかね…
かい‐といや〔かひとひや〕【買問屋】
- デジタル大辞泉
- 《「かいどいや」とも》江戸時代、生産者と直接取引する売り問屋から商品を買い取り、遠隔地の商人に販売した、商人宿を兼ねた問屋。かいどんや。
かい‐うめ〔かひ‐〕【買(い)埋め】
- デジタル大辞泉
- 1 不足した分だけ買って補っておくこと。「使っただけ買い埋めをしておく」2 ⇒買い戻し3
かい‐かわせ〔かひかはせ〕【買(い)為‐替】
- デジタル大辞泉
- 為替銀行が外国為替などを買い取ること。また、その手形。⇔売り為替。
かい‐しぶ・る〔かひ‐〕【買(い)渋る】
- デジタル大辞泉
- [動ラ五(四)]買うのをためらう。「高値が続き―・る」
かい‐あた・える〔かひあたへる〕【買(い)与える】
- デジタル大辞泉
- [動ア下一][文]かひあた・ふ[ハ下二]物を買ってきて人にやる。「子供に図鑑を―・える」
かい‐なお・す〔かひなほす〕【買(い)直す】
- デジタル大辞泉
- [動サ五(四)]前に買ったものを失ったために、もう一度買う。「手帳をなくしたので―・す」
しんよう‐がい〔‐がひ〕【信用買(い)】
- デジタル大辞泉
- 株式の信用取引で、証券会社から資金を借りて株を買うこと。6か月以内に決済しなければならない。⇔信用売り。→信用取引
baíkétsú2, ばいけつ, 買血
- 現代日葡辞典
- A compra de sangue. ⇒baíkétsú1;chi1;ketsúeki.
【賄買】わいばい
- 普及版 字通
- 買収する。字通「賄」の項目を見る。
【抑買】よくばい
- 普及版 字通
- むり買い。字通「抑」の項目を見る。
【買誉】ばいよ
- 普及版 字通
- 売名。字通「買」の項目を見る。
【賈買】こばい
- 普及版 字通
- かう。字通「賈」の項目を見る。
シュルツェ Schulze, Gottlob Ernst
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1761.8.23. ヘルドルンゲン[没]1833.1.11. ゲッティンゲンドイツの哲学者。 1788年ヘルムシュテット,1810年ゲッティンゲン各大学教授。懐疑論の…
長野豊山 (ながのほうざん)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1783年7月28日江戸時代後期の儒者1837年没
クニッゲ Adolph Freiherr von Knigge 生没年:1752-96
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツの作家,社会評論家。風刺的で教育的な作風をもち,啓蒙主義の精神にもとづいて市民社会とその文化の確立を促し,フランス革命の理念を擁護し…
ふぐ‐じる【河豚汁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「ふくじる」とも )① フグを椀種(わんだね)とした汁物。ふくとうじる。ふくとじる。鉄砲汁。《 季語・冬 》 〔大草家料理書(1…
石川善兵衛 (いしかわ-ぜんべえ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 江戸時代中期-後期の植林家。出羽(でわ)由利郡石脇村(秋田県本荘市)の人。同地の海岸沿いの畑地は風害がはげしいため,天明8年(1788)から33年間…
中村敲石 (なかむら-こうせき)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1696-1788 江戸時代中期の俳人。元禄(げんろく)9年生まれ。武蔵(むさし)埼玉郡谷原村の里正(村長)。眠牛の門人で,越谷吾山(こしがや-ござん)と親交…
霞山 (かざん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1788-1872 江戸時代後期の僧。天明8年生まれ。土佐(高知県)の日蓮宗宝蔵寺の住職。のち近江(おうみ)(滋賀県)の常昌寺にうつる。京都で浦上春琴に画…
あげ‐ギセル【揚ギセル】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( キセルは[カンボジア語] khsier ) キセルの雁首(がんくび)を上のほうに向けて持つこと。得意になって、ゆったりとかまえてみせるさまな…
じぐ・る(ヂぐる)【地口】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「じぐち(地口)」の動詞化 ) 地口を言う。しゃれを言う。[初出の実例]「アア、ぢぐり出してはむつかしひ」(出典:洒…
すっ‐ぺが・す
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙① ( 剃剥 ) ( 「すりへがす」の変化した語 ) 前髪をそり落とす。元服する。[初出の実例]「昨日まできせるさうじの丁稚は〈…
うろこがた‐や【鱗形屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 絵草紙屋の名。鱗形屋孫兵衛。江戸大伝馬町(東京都中央区日本橋)にあった古い地本問屋で、毎年、武鑑を刊行したり、正月の初夢に使われる宝船の摺…
かい‐いた〔かひ‐〕【買(い)板】
- デジタル大辞泉
- 《「板」は、売買注文の指値ごとの需給数量を示した表》株式相場などにおける買い注文。また、その数量。買い注文の多いことを買い板が厚いといい、…
ちょうちん‐がい〔チヤウチンがひ〕【▽提▽灯買(い)】
- デジタル大辞泉
- 株価の上昇をみた投資家が、仕手3などが買った銘柄と同じ株を買うこと。
せいさく‐がい〔‐がひ〕【政策買(い)】
- デジタル大辞泉
- 国の推進する政策に関連のある企業の株を買うこと。
かい‐ぞん〔かひ‐〕【買(い)損】
- デジタル大辞泉
- 買って損をすること。⇔買い得。
かい‐た・す〔かひ‐〕【買(い)足す】
- デジタル大辞泉
- [動サ五(四)]足りない分を買って補う。現在あるものをさらに買って増やす。「不足分は―・してください」
かいだて‐ぎょく〔かひだて‐〕【買建玉】
- デジタル大辞泉
- 株式の信用取引や商品の先物さきもの取引で、買い注文や買い約定をしたままで、未決済のもの。⇔売建玉うりだてぎょく。
かい‐オペ〔かひ‐〕【買(い)オペ】
- デジタル大辞泉
- 「買いオペレーション」の略。
かい‐うけ(かひ‥)【買受】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 買い受けること。[初出の実例]「『竹取物語』の中には、火鼠のかはごろも買受けの追加金として、金五十両請求の文句があり」(出典:商品…
かい‐おき(かひ‥)【買置】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 値上がりを予想して買って貯えておくこと。また、その品物。[初出の実例]「利をとらうとてこそ銭をもった者はかいをきをばすれ」(出典:…