乙名 おとな
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一般的には一族・集団のおもだった者をさすが、歴史的には室町・戦国期の村落指導者をさす名称である。大人、年老、宿老、長などと書かれる場合もあ…
名弘 (なびろめ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 名広目,名披露目とも書き,名前を世間に広めることをいうが,とくに芸人・芸妓の改名や襲名また商人の新規開業や祖名襲名にあたり,芸名や屋号など…
みょう‐こくし(ミャウ‥)【名国司】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 名のみの国司。名義上の国守。国守を称するが、実際の職務は行なわない。鎌倉時代以後次第に増加した。めいこくし。[初出の実例]「前々名…
めい‐えつ【名謁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 名のって謁すること。また、互いに名乗りあうこと。[初出の実例]「御随身を以て名字を御尋あり、家貞馬上にて名謁(メイエツ)す」(出典:…
めい‐きょう(‥ケウ)【名橋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 名高い橋。形などのすぐれた橋。[初出の実例]「古来よりの海道の名橋では、やはりこのわびしい八つ橋が、一ばん日本のふるさとの匂ひにみ…
めい‐ぎょく【名玉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 すぐれた宝玉。名高い玉。〔日葡辞書(1603‐04)〕
めい‐しん【名臣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 すぐれた家臣。評判の高い臣下。賢臣。[初出の実例]「いにしへの図画をみるに、賢聖の君は名臣かたはらにあり」(出典:蒙求和歌(1204)…
めい‐ぞく【名族】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 名のある家柄。名門。[初出の実例]「汝以二名族一、乃為三平氏所二駆役一邪」(出典:日本外史(1827)一)[その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕
めい‐とう(‥タウ)【名湯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 怪我や病気などの回復にすぐれた効果を持つ温泉。[初出の実例]「里人の曰、このところは扶桑三の名湯の其一なりと」(出典:俳諧・芭蕉真…
めい‐とく【名徳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 名声が高く徳行のあること。また、その人。多く、僧侶の尊称として用いる。[初出の実例]「然則、早尋二名徳一、速遂レ所レ志」(出典:性…
めい‐ほう(‥ハウ)【名方】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 薬の調合がすぐれていること。有名な処方。また、その薬。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「錦のふくろふかきみよし野〈均朋〉 名方…
【虧名】きめい
- 普及版 字通
- 不名誉。字通「虧」の項目を見る。
【嘉名】かめい
- 普及版 字通
- 評判。字通「嘉」の項目を見る。
【定名】ていめい
- 普及版 字通
- 名称を定める。〔管子、九守〕名を修めて實を督(ただ)し、實を按じて名を定む。字通「定」の項目を見る。
【貪名】たんめい
- 普及版 字通
- 名をむさぼる。字通「貪」の項目を見る。
ないれ 名入れ
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ¶名入れタオル|asciugamano con il nome di una persona stampato o ricamato
めいか 名歌
- 小学館 和伊中辞典 2版
- eccellente poeṣia(女)[tanka(男)[無変]] ◎名歌選 名歌選 めいかせん antologia(女)[複-gie]di poeṣie
【顕名】けんめい
- 普及版 字通
- 名声。〔中庸、十八〕武王、大王・王季・王のを(つ)ぎ、壹(ひと)たび衣(殷)に戎(か)ちて天下を(たも)ち、身、天下の顯名を失はず。字通「顕」の項…
【更名】こうめい
- 普及版 字通
- 改名。字通「更」の項目を見る。
【号名】ごうめい
- 普及版 字通
- 名号。字通「号」の項目を見る。
名玉 めいぎょく
- 日中辞典 第3版
- 宝玉bǎoyù,名贵的玉石míngguì de yùshí.
【聞名】ぶんめい
- 普及版 字通
- 名を聞く。字通「聞」の項目を見る。
【冒名】ぼう(ばう)めい
- 普及版 字通
- 姓名を詐称する。〔魏書、盧同伝〕頃來(このごろ)但(た)だに階を偸(ぬす)み名をし、勳を改換するのみならず、或いは一階再取、或いは名を易(か)へて…
【名柬】めいかん
- 普及版 字通
- 名刺。字通「名」の項目を見る。
【名区】めいく
- 普及版 字通
- 名勝。字通「名」の項目を見る。
【名氏】めいし
- 普及版 字通
- 氏名。字通「名」の項目を見る。
【名酒】めいしゆ
- 普及版 字通
- 良い酒。美酒。晋・陶潜〔飲酒、二十首、序〕余(われ)居して寡(すく)なし。ねて比(このごろ)夜已(はなは)だ長し。偶(たまたま)名酒り、夕として飮ま…
【名牒】めいちよう
- 普及版 字通
- 名刺。字通「名」の項目を見る。
【名藩】めいはん
- 普及版 字通
- 名のある諸侯。字通「名」の項目を見る。
【名約】めいやく
- 普及版 字通
- 約束。字通「名」の項目を見る。
【名例】めいれい
- 普及版 字通
- 総則。字通「名」の項目を見る。
【砥名】しめい
- 普及版 字通
- 行いをみがき名を立てる。字通「砥」の項目を見る。
【抄名】しようめい
- 普及版 字通
- 録名。字通「抄」の項目を見る。
【籤名】せんめい
- 普及版 字通
- 署名。字通「籤」の項目を見る。
【制名】せいめい
- 普及版 字通
- 名づける。字通「制」の項目を見る。
つう‐めい【通名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 世間一般に通じる名称。通称。とおりな。② 共通して使われる名称。[初出の実例]「妃は則上下の通名なり」(出典:古活字本毛詩抄(17C…
な【名】 有((あ))り
- 精選版 日本国語大辞典
- 有名である。著名である。名声がある。名高い。名にしおう。[初出の実例]「大夫謁者(ものまうして)を遣りて名(ナアル)山岳涜を祠りて雨請(こひ)す」(…
な‐おり(‥をり)【名折】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =なおれ(名折)[初出の実例]「きたなしや、源氏の名をりに返し合せ給へ」(出典:長門本平家(13C前)一六)
な‐がしら【名頭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 人の姓または名の最初の文字。姓名の頭(かしら)字。[初出の実例]「まア名頭(ナガシラ)を仮字(かな)で一字おっしゃってごらんじゃいまし…
な‐ぐさ【名草】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 名のある草。人々に名前のよく知られている草。名の草。めいそう。[初出の実例]「名草(ナグサ)もいつか色失せし、冬の山路に早咲の、梅の…
な‐ぐわし(‥ぐはし)【名美・名細】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞シク活用 〙 名がうるわしい。よい名である。[初出の実例]「名細(なぐはしき) 吉野の山は かげともの 大御門ゆ 雲居にそ 遠くありける」(出…
はい‐みょう(‥ミャウ)【俳名・誹名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 本名のほかに俳人としての名前。俳号。[初出の実例]「旦那衆が誹名(ハイメウ)を下されて。雷槌と申ます」(出典:洒落本・風俗七遊談(17…
な‐びらき【名開】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =なびろめ(名広)[初出の実例]「其名ひらきとて、両人御樽被レ進レ之」(出典:言国卿記‐明応二年(1500)正月一九日)
な‐びろう【名披露】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =なびろめ(名広)
じ‐みょう(‥ミャウ)【自名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 自分。自身。おのれ。[初出の実例]「况乎自名之課役。一切不レ致二其勤一之由」(出典:吾妻鏡‐建久元年(1190)五月一二日)
し‐めい【詩名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 詩人としての名声や栄誉。詩の方面での評判。[初出の実例]「皆有二詩名一。可レ謂一門蘭玉。追二蹤謝家一矣」(出典:日本詩史(1771)一)…
かん‐みょう(クヮンミャウ)【官名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かんめい(官名)〔文明本節用集(室町中)〕
かん‐めい(クヮン‥)【官名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 官職の名称。官公庁の役職の名称。かんみょう。[初出の実例]「始依二新令一、改二制官名位号一」(出典:続日本紀‐大宝元年(806)三月甲…
きゅう‐みょう(キフミャウ)【給名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中世、地頭や庄官などが、その職務に対する報酬として領家から給付された名(みょう)。領主に対する課役は免除されたが、年貢は負担した。…
ぶつ‐めい【物名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 物の名。名称。[初出の実例]「其語を筆して此書の本科となしたれば、其物名称謂の厖雑、訛謬も亦少からざるを知る」(出典:米欧回覧実記…