ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キブシ科」の意味・わかりやすい解説
キブシ科
キブシか
Stachyuraceae
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双子葉植物、離弁花類。落葉低木。葉は単葉で鋸歯(きょし)がある。細長い総状花序に多くの花をつける。花は両性または単生。4数性で放射相称、萼片(がくへん)4枚、花弁4枚、雄しべ8本、雌しべ1本、子房は4室で多くの胚珠(はいしゅ)がある。果実は果皮の堅い液果状。ヒマラヤから日本に分布し、6種ほど知られるキブシ属のみからなる。この科の類縁はよくわかっていない。イイギリ科に近いものとされている。
[山崎 敬 2020年9月17日]
APG分類でもキブシ科とされる。APG分類ではアメリカ大陸に分布するクロッソソマ科に近いとされる。
[編集部 2020年9月17日]
…早春の低山に,淡黄色の花穂を葉に先立って下垂するキブシ科の落葉低木(イラスト)。渡島(おしま)半島以南の日本全土の林縁や崩壊地に普通に見られ,中国にもまれに生育する。…
※「キブシ科」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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