サラーラ(英語表記)Salalah

デジタル大辞泉 「サラーラ」の意味・読み・例文・類語

サラーラ(Salalah)

オマーン南部の都市アラビア海に面する。7月から9月までの雨季には、ハリーフと呼ばれる南東からの季節風が吹くため、多くの避暑客が訪れる。同国第2の都市であり、貿易工業が盛ん。市街東部の古代遺跡アルバリードは「乳香土地」の名で世界遺産文化遺産)に登録された。オマーン国王カーブース=ビンサイード生地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サラーラ」の意味・わかりやすい解説

サラーラ
Salālah

オマーン南西部,アラビア半島港湾都市。ドーファル地方に位置し,イエメン国境に近い。アラビア海にのぞみ,農産物取引が行われる。近く空港がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のサラーラの言及

【ドファール】より

…季節風の影響で6~10月の雨季に750mmの降雨があり,アラビア半島では珍しく緑が豊かで,乳香を産する。州都サラーラSalāla周辺の平地,北西の山岳部,北方の岩石台地の三つの地区にわかれる。オマーン北部とは陸路の交通が困難で,隣接の南イエメンの支援のもとにドファール独立運動が一時激化した。…

※「サラーラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android