バヤモ(英語表記)Bayamo

デジタル大辞泉 「バヤモ」の意味・読み・例文・類語

バヤモ(Bayamo)

キューバ東部、グランマ州の都市。同州の州都。16世紀初頭に開かれた同国最古の都市の一。スペインからの独立運動の中心地。建国の父と称されるカルロス=マヌエル=デ=セスペデス生地であり、彼の名を冠した公園や生家がある。同国の国歌「バヤモの歌」がペドロ=フィゲレドにより作曲された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バヤモ」の意味・わかりやすい解説

バヤモ
Bayamo

キューバ南東部の都市。サンチアゴデクーバ西北西約 100km,グアカナヤボ湾東岸の平野にあり,マエストラ山脈から北流するバヤモ川にのぞむ。 1513年建設の古い町で,スペイン植民地時代にはキューバで最も重要な都市の一つであった。 1895年の独立運動時を含めてしばしば反乱の中心地となった。現在牧畜の盛んな農業地帯の中心地で,砂糖コーヒータバコ,米などの集散,加工のほか,タイル製造が行われ,周辺では銅,マンガンが採掘される。交通の要地で,幹線道路,鉄道が通る。人口 12万 1926 (1989推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android