ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一龍斎貞山(6世)」の意味・わかりやすい解説
一龍斎貞山(6世)
いちりゅうさいていざん[ろくせい]
[没]1945.3.10. 東京
講談師。本名桝井長四郎。名人とうたわれた錦城斎典山に師事し,1907年,貞丈から6世を襲名。荘重な名調子で鳴らし,『赤穂義士伝』が十八番。豪放で親分肌の人柄から,講談師でありながら落語協会の会長までつとめたが,東京大空襲にあい隅田川で水死した。
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