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「二世代ローン」の意味・わかりやすい解説
二世代ローン【にせだいローン】
親子二代にわたって返済できる住宅ローンのこと。一般の住宅ローンに比べ,より多額の融資が受けられ,返済期間も長い。住宅金融公庫の場合,一般の申込み資格は70歳未満となっているが,70歳以上の人でも〈親子リレー返済〉を利用し,一定の条件(申込み本人の子どもであり,申込み本人と同居し,収入のある60歳未満の人で,現在公庫の融資を受けていないこと等)を備えた後継者を指定すれば融資が受けられる。万一の場合はその後継者が返済を継続する。また普通は60歳以上の人の返済期間は20年以下であるが,〈親子リレー返済〉だと最長35年の返済期間を選ぶこともできる。その他の金融機関でもそれぞれ独自の二世代ローンを取り扱っているところがある。
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二世代ローン
住宅ローンを親子2世代にわたって支払う方法。住宅価格が住宅取得可能価格を大きく上回ってしまった結果、住宅を買いたくとも買えない層が大幅に増えてきている。これらの層のローン負担を軽減し、住宅需要を活性化するための切り札のひとつとも考えられている。
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