国分[市](読み)こくぶ

百科事典マイペディア 「国分[市]」の意味・わかりやすい解説

国分[市]【こくぶ】

鹿児島県中東部,鹿児島湾北部の旧市。1955年市制。中心市街は古代大隅国府,国分寺が置かれて南九州の中心となり,近世島津氏城下町をつくった。日豊本線が通じる。藩政時代以来有名な国分タバコのほか野菜苗の産地であったが,高速交通網の整備とともに1980年代に大手の先端企業が進出し,1984年には国分隼人テクノポリス地域に指定され,近年工業が大きく伸展。2005年11月,姶良郡溝辺町,横川町,牧園町,霧島町,隼人町,福山町と合併し市制,霧島市となる。122.51km2。5万3330人(2003)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android