デジタル大辞泉
「天眼」の意味・読み・例文・類語
てん‐げん【天眼】
仏語。五眼の一。すべてを見通すことのできる眼。てんがん。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
てん‐がん【天眼】
〘名〙
※
信長記(1622)三「其儀天眼
(てんガン)くらからず、神明加護をなすゆへにや」 〔徐陵‐双林寺伝大士碑〕
※
浄瑠璃・
鶊山姫捨松(1740)四「
病死と偽り雲雀山麓に隠し置く条叡聞に達し、天眼
(テンガン)をくらまするは
二心に極りたり」
てん‐げん【天眼】
〘名〙 仏語。
① 五眼
(ごげん)の一つ。遠近、
昼夜など、一切の
事象を見ることができる目。一切の諸色や
衆生の
生死などを見通す目。
禅定によって得られ、また
天趣のものが得ているとされる。てんがん。
※
霊異記(810‐824)中「行基大徳、天眼を放ち、
女人の頭に猪の油を塗れるを視て、呵嘖する縁」 〔
観無量寿経〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報