小倉実教(読み)おぐら さねのり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小倉実教」の解説

小倉実教 おぐら-さねのり

1264-1349 鎌倉-南北朝時代の公卿(くぎょう),歌人
文永元年生まれ。小倉公雄(きんお)の子。参議をへて正安元年権(ごんの)大納言。正二位。二条派の歌人で,歌は「新後撰和歌集」以下の勅撰集に71首とられている。「藤葉和歌集」の撰者であり,吉田兼好親交があった。貞和(じょうわ)5=正平(しょうへい)4年9月7日死去。86歳。通称は富小路大納言。法名は空覚,阿覚。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例