精選版 日本国語大辞典 「心掛・心懸」の意味・読み・例文・類語
こころ‐が・ける【心掛・心懸】
〘他カ下一〙 こころが・く 〘他カ下二〙
① 常に心に留める。忘れずに思う。心に掛ける。
※右京大夫集(13C前)「うらやましみと見る人のいかばかりなべてあふひをこころかくらむ」
② 心の準備をする。たしなむ。心得る。
※中華若木詩抄(1520頃)下「かなわぬまでも、合戦を、こころかけて、九夷八蛮に至るまで、切りなびかすべきと思ふべきことなるに」
※玉塵抄(1563)五「これからしてはたけさえんなど心がけてひっこうでいもほりしてすぎうと云に学圃とかくぞ」
こころ‐がけ【心掛・心懸】
〘名〙
① 心がけること。気を配ること。心の用意。心構え。
※さるばとるむんぢ(1598)「同其下人きりしたんならば御おきての旨を保つ様に心懸をなしたりや否やと糺すべし」
② たしなみ。心得。
こころ‐がかり【心掛・心懸】
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