デジタル大辞泉
「救」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
すくい すくひ【救】
〘名〙 (動詞「すくう(救)」の連用形の名詞化)
① すくうこと。助けること。救助。救済。
※近世紀聞(1875‐81)〈
染崎延房〉九「救
(スク)ひを
官軍に乞へりとぞ」
※
書紀(720)斉明六年一〇月(北野本訓)「戈を枕に、胆
(い)を甞
(な)めて必ず
拯救(スクヒ)を存
(たも)て、遠くより来りて表啓
(まう)す」
③ キリスト教会で、イエス‐キリストの
十字架(
贖罪)によって成就された人類の救済。救済。
※讚美歌(1903頃)一〇四「いさみてあふげ、すくひはちかし」
※苦の
世界(1918‐21)〈
宇野浩二〉一「はらはらする思ひをさせられぬだけでも、たいへんたすかる
にちがひない、それはその当時の私にとってはなによりの救ひなのであったから」
きゅう キウ【救】
※拾芥抄(13‐14C)中「一丈為レ救。〈弘二尺〉五救為レ堵」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報