日根対山(読み)ひね たいざん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日根対山」の解説

日根対山 ひね-たいざん

1813-1869 江戸時代後期の画家
文化10年生まれ。はじめ土佐派をまなぶ。のち京都の貫名海屋(ぬきな-かいおく)に学問,書画の指導をうけ,文人画山水を得意とした。明治2年3月13日死去。57歳。和泉(いずみ)(大阪府)出身。名は盛長。字(あざな)は小年。別号に茅海(ぼうかい),錦林子など。作品に「楓林(ふうりん)停車図」「嵐山(らんざん)図」など。

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朝日日本歴史人物事典 「日根対山」の解説

日根対山

没年:明治2.3.13(1869.4.24)
生年:文化8(1811)
幕末の南画家。名は盛長,字は成言,小年。別号に茅海がある。泉州(大阪府)堺の人。はじめ土佐派を学び,のち,貫名海屋に書画を学び,また,長崎の画僧鉄翁に私淑する。達者な運筆で幕末京都の南画界における第一人者と目された。

(星野鈴)

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