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ペグマタイト ペグマタイト pegmatite

翻訳|pegmatite

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ペグマタイト
ペグマタイト
pegmatite

深成岩半深成岩の粗粒貫入岩体に密接に伴い,本体の岩石よりもさらに粗粒な岩石の総称。花崗岩質岩に伴うものが最も多い。普通貫入岩体の周辺部や頂部に脈状あるいは塊状を呈して産出する。マグマ結晶作用の末期に流体相の存在する条件下で生成したものと考えられている。

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デジタル大辞泉の解説

ペグマタイト(pegmatite)

花崗岩(かこうがん)とほぼ同じ鉱物組成をもつ、著しく粗粒の火成岩花崗岩に伴うものでは著しく大きな結晶もあり、希元素に富む鉱物を含むものもある。巨晶花崗岩

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百科事典マイペディアの解説

ペグマタイト

巨晶花コウ岩とも。マグマが固結する比較的初期のころに,水蒸気その他の揮発成分が濃集し,ケイ酸塩がかなり溶けている時期(ペグマタイト期)があるが,このころの流動性に富んだマグマ残液から晶出した巨晶岩石。
→関連項目花コウ(崗)岩白雲母水晶文象花コウ(崗)岩ペグマタイト鉱床

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岩石学辞典の解説

ペグマタイト

ペグマタイトは広い範囲の岩石を含んでいるが,一般に岩石名や鉱物名の付いていないペグマタイトは花崗岩ペグマタイトを示すのが普通である.板状の岩脈,レンズ状,管状などの不規則な形状の岩塊として産出する.簡単なペグマタイトは関係する深成岩と同様の組成や鉱物組合せを持っているが,複雑なペグマタイトでは稀元素鉱物の鉱床を含み,一般に組成鉱物が帯状に配列するものがある.
アウイ(Hauy)が1813年にグラフィック花崗岩に命名したもので[Hauey : 1813, Brongniart : 1813],後になってハイディンガーはグラフィック組織があってもなくても深成岩の粗粒な相のものを含む岩石に拡張した[Haidinger : 1845].ペグマタイトを巨晶花崗岩と呼んだ時代があったが,ペグマタイトという語は直接は岩質を意味していないので,現在は巨晶花崗岩の語は使われていない.ギリシャ語のpegmaは結合力,束縛,枠などの意味.

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世界大百科事典 第2版の解説

ペグマタイト【pegmatite】

花コウ岩,セン緑岩などの深成岩に伴われて,玉状,レンズ状に発達する巨晶岩。鉱物組成が花コウ岩質のことが多いために,かつては巨晶花コウ岩とも呼ばれた。母体である深成岩を形成したマグマの残漿の一部に揮発性物質が異常濃集し,徐々に冷却して鉱物の成長をうながし,ペグマタイトが生じる。しかし壁岩中に産するものの一部には溶液で運ばれた物質が沈殿してペグマタイトを作った可能性も考えられる。花コウ岩質でないペグマタイトは斑レイ岩ペグマタイト,セン緑岩ペグマタイトなど岩質を表示する。

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大辞林 第三版の解説

ペグマタイト【pegmatite】

鉱物組成が花崗岩質で各鉱物の結晶が大きく発達した火成岩。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ペグマタイト
ぺぐまたいと
pegmatite

花崗(かこう)岩体の中や花崗岩体の周囲の岩石の中に岩脈状、レンズ状あるいは脈状をなして産する粗粒・完晶質の花崗岩様の岩石。巨晶花崗岩ともいう。結晶の大きさは数センチメートルから数十センチメートルが普通。ときには数メートル、10メートル以上のこともある。ペグマタイトは石英とアルカリ長石を主体とすることが多く、アルカリ長石の中に石英が楔形(くさびがた)文字のような形で点在する(文象連晶という)のが特徴である。ペグマタイトでは鉱物組成の違う部分が帯状に配列する傾向がある。アルカリ長石と石英を主とした単純な鉱物組合せのものから、希元素を含む100種以上の鉱物からなるものまで多様である。造岩鉱物は石英、アルカリ長石(微斜長石、パーサイト)、斜長石、白雲母(しろうんも)、黒雲母、燐灰(りんかい)石、ざくろ石、電気石、褐簾(かつれん)石など。希元素を主成分とする鉱物として、緑柱石・クリソベリル・フェナク石(ベリリウム)、電気石・斧石(おのいし)(ホウ素)、燐灰石・雲母・トパーズ・電気石(フッ素)、鱗雲母・リチア輝石(リチウム)、錫石(すずいし)(スズ)、鉄マンガン重石(タングステン)、ジルコン(ジルコニウム)などを伴う。そのほか希土類元素やモリブデン、ニオビウム、タンタル、ウランなどの希元素を含む鉱物もペグマタイト中に産する。ペグマタイトは陶磁器の原料である長石を取り出すために採掘される。日本では福島県石川地方などで採掘されている。
 閃長(せんちょう)岩、霞石(かすみいし)閃長岩、斑糲(はんれい)岩、粗粒玄武岩の岩体の中に、それらとよく似た鉱物組成の粗粒または巨粒の部分があるとき、それらの部分を閃長岩ペグマタイト、霞石閃長岩ペグマタイト、斑糲岩ペグマタイト、粗粒玄武岩ペグマタイト(またはドレライト質ペグマタイト)という。ペグマタイトの多くは、貫入岩体をつくったマグマが結晶するとき、最後に揮発性成分の濃集した残液が生じて、揮発性成分が結晶の成長を速める働きをするため、大きな結晶の集合体となったものである。[千葉とき子]

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世界大百科事典内のペグマタイトの言及

【火成鉱床】より

…このような地質現象により,有用な元素や鉱物が濃集したものが火成鉱床である。火成鉱床は正マグマ鉱床と後マグマ鉱床に大別されるが,この中間の性質をもつペグマタイト鉱床もある。正マグマ鉱床には以下に述べる二つの大きく異なるタイプがある。…

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