ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「明宗[後唐]」の意味・わかりやすい解説
明宗[後唐]
めいそう[こうとう]
Ming-zong; Ming-tsung
[没]長興4(933).11.26. 洛陽
中国,五代後唐の第2代皇帝 (在位 926~933) 。諡は聖徳和武欽孝皇帝。胡人で旧名を 邈佶烈 (ばくきつれつ) といったが,李克用の養子となり,李嗣源と改名。李克用およびその子李存きょく (そんきょく) に従って武功を立て,竜徳3 (923) 年後梁に代って存きょくに後唐の国を興させた。これが後唐の荘宗である。荘宗が驕慢のため同光4 (926) 年殺されると,洛陽で即位した。善政が多く,穀物もよく実り,五代のうちやや小康を得た時代であった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報