松浦[市](読み)まつうら

百科事典マイペディア 「松浦[市]」の意味・わかりやすい解説

松浦[市]【まつうら】

長崎県北部の市。1955年市制。北松浦半島北端の丘陵地と伊万里湾口の島々を占め,玄界灘に臨む。中央を志佐川が貫流河口に中心市街の志佐があり,松浦鉄道が通じる。米作のほかミカン,メロン栽培が行われる。沿岸ではハマチ,タイの養殖が活発。魚市場は年間約10万トンの水揚げを誇り,西日本有数の規模。水産物加工も盛ん。良質の石炭を産する炭鉱都市として発達してきたが,1969年までに全炭鉱が閉山した。1990年に九州電力の石炭火力発電所が完成し,繊維,機械工場も立地する。2006年1月北松浦郡鷹島町,福島町を編入。130.55km2。2万5145人(2010)。
→関連項目宇野御厨

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