気圏(読み)キケン

デジタル大辞泉 「気圏」の意味・読み・例文・類語

き‐けん【気圏】

大気圏たいきけん

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精選版 日本国語大辞典 「気圏」の意味・読み・例文・類語

き‐けん【気圏】

〘名〙 地球大気存在する範囲。高度一〇〇〇キロメートルくらいまでをいう。八・五~一六・五キロメートルくらいまでの対流圏、三〇キロメートルくらいまでの成層圏、九〇キロメートルくらいまでの中間圏、それ以上の電離圏に分けられる。
※春と修羅(1924)〈宮沢賢治〉春と修羅「まばゆい気圏(キケン)の海のそこに」

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百科事典マイペディア 「気圏」の意味・わかりやすい解説

気圏【きけん】

地表上大気の存在する範囲。ロケット観測により上空700kmぐらいまでの気温気圧密度などの垂直分布がわかっている。地上20kmまでに大気の95%が存在。最外部は大気粒子の脱出圏となるはずだが,実際には地球磁場捕捉(ほそく)力が作用して磁気圏を構成している。→水圏リソスフェア

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