渋川栄承(読み)しぶかわ えいしょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渋川栄承」の解説

渋川栄承 しぶかわ-えいしょう

1827-1866 幕末尊攘(そんじょう)運動家。
文政10年生まれ。豊前(ぶぜん)英彦(ひこ)山の修験(しゅげん)僧。年番奉行のとき,一山の僧とともに萩(はぎ)藩に呼応して挙兵を計画。文久3年(1863)小倉藩に捕らえられる。入牢中に第2次幕長戦争がおこり,慶応2年8月1日,敗走する小倉藩士に同志とともにきられた。40歳。豊前出身。通称は義俊坊順道。

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朝日日本歴史人物事典 「渋川栄承」の解説

渋川栄承

没年:慶応2.8.1(1866.9.9)
生年:文政10(1827)
幕末の豊前英彦山(福岡,大分県)の修験僧。長州(萩)藩尊攘運動に同調,文久3(1863)年小倉藩兵に捕らえられ獄につながれる。第2次長州征討下,長州藩攻撃を受け小倉落城のとき,政所有緜ら5名の同志と共に獄中で殺された。

(井上勲)

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