デジタル大辞泉 「Λ粒子」の意味・読み・例文・類語 ラムダ‐りゅうし〔‐リフシ〕【Λ粒子/ラムダ粒子】 素粒子の一。質量は陽子の約1.2倍、電荷は中性、スピン半整数。崩壊して陽子・中性子・πパイ中間子になる。記号ʌ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「Λ粒子」の意味・わかりやすい解説 Λ粒子ラムダりゅうしΛ-particle 素粒子で,ハイペロンの一種。1947年ジョージ・D.ロチェスターとクリフォード・C.バトラーにより宇宙線の霧箱写真のなかで V形飛跡として発見された。これはストレンジネスをもつ素粒子の最初の発見である。質量は 1115.68MeV,電荷 0,スピン 1/2,パリティ+,ストレンジネス-1,弱い相互作用によって平均寿命 2.63×10-10秒で核子とπ中間子に崩壊する。クォーク構造は uds。原子核の中の核子と置き換わってΛハイパー核をつくることがあり,その崩壊の際に残したのが V形飛跡である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by