Λ粒子(読み)ラムダリュウシ(その他表記)Λ-particle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「Λ粒子」の意味・わかりやすい解説

Λ粒子
ラムダりゅうし
Λ-particle

素粒子で,ハイペロン一種。1947年ジョージ・D.ロチェスターとクリフォード・C.バトラーにより宇宙線霧箱写真のなかで V形飛跡として発見された。これはストレンジネスをもつ素粒子の最初の発見である。質量は 1115.68MeV,電荷 0,スピン 1/2,パリティ+,ストレンジネス-1,弱い相互作用によって平均寿命 2.63×10-10秒で核子π中間子に崩壊する。クォーク構造は uds。原子核の中の核子と置き換わってΛハイパー核をつくることがあり,その崩壊の際に残したのが V形飛跡である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む