Λ粒子(読み)ラムダリュウシ(その他表記)Λ-particle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「Λ粒子」の意味・わかりやすい解説

Λ粒子
ラムダりゅうし
Λ-particle

素粒子で,ハイペロン一種。1947年ジョージ・D.ロチェスターとクリフォード・C.バトラーにより宇宙線霧箱写真のなかで V形飛跡として発見された。これはストレンジネスをもつ素粒子の最初の発見である。質量は 1115.68MeV,電荷 0,スピン 1/2,パリティ+,ストレンジネス-1,弱い相互作用によって平均寿命 2.63×10-10秒で核子π中間子に崩壊する。クォーク構造は uds。原子核の中の核子と置き換わってΛハイパー核をつくることがあり,その崩壊の際に残したのが V形飛跡である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む